環境
- Raspberry Pi 3(以下ラズパイ)
# Raspbianのバージョン確認
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie)
Release: 8.0
Codename: jessie
- AirStation WSR-2533DHP2(以下エアステーション)
エアステーションの IP アドレス設定
エアステーション設定ツールから、無線親機の IP アドレス設定を行っておく。
デフォルトでは、「DHCP サーバーから IP アドレスを自動的に取得する(かんたん)」にチェックが入っているので「次の IP アドレスを使う(上級者・管理者向け)」にチェックを入れる。
エアステーション自体の物理スイッチもデフォルトでは「AUTO」になっているので、「MANUAL」に変えておく。
以下のスクショでは 192.168.11.1 に設定。

IP アドレスの自動割当範囲の確認
ラズパイに割り当てる IP アドレスは、エアステーションの DHCP 機能(IP アドレス自動割当機能)によって割り振られる IP アドレスの範囲外にしたいため、自動で割り振られる IP アドレスの範囲を確認しておく。
以下のスクショでは、192.168.11.1 から 64 台。
よって、Raspberry Pi には 192.168.11.70 を割り当てることにする。
もし他にも手動で固定 IP を設定している機器があれば、その機器とも被らないようにする。
ラズパイへの固定 IP アドレスの割り当て
設定前に現在のラズパイのネットワーク経路情報を確認しておく。
$ ip route
default via 192.168.11.1 dev wlan0 metric 303
192.168.11.0/24 dev wlan0 proto kernel scope link src 192.168.11.13 metric 303
/etc/dhcpcd.conf
を開き、最下部に設定したいインターフェース名、固定 IP アドレス、ルーターのアドレス、DNS のアドレスを追記する。
interface wlan0
static ip_address=192.168.11.70/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
dhcpcd をリロード。
$ sudo service dhcpcd reload
一旦ラズパイから Wifi を切断して繋ぎ直す。
再度ネットワーク経路情報を確認し、192.168.11.70 が設定されていることを確認する。
$ ip route
default via 192.168.11.1 dev wlan0 metric 303
192.168.11.0/24 dev wlan0 proto kernel scope link src 192.168.11.70 metric 303
ssh などからも、192.168.11.70 にアクセスできることを確認できたら OK!